2011年11月30日水曜日

ご支援ありがとうございます!

タイシチョウリツブンカカ様より、7,000円のお振込みをいただきました。

11/30現在の支援金合計額は、1,886,188円となりました。

2011年11月26日土曜日

大槌町コミュニティーガーデン支援活動


皆の憩いの場に…
11月25日、大槌町小槌地区仮設住宅においてコミュニティーガーデンを作成する支援活動を行いました。

こちらのコミュニティーガーデンは、仮設にお住まいの皆さんの憩いの場・集いの場が欲しいということで、遠野まごころネットさんを通じて依頼があり、サポートメンバーである野田坂緑研究所の野田坂伸也さんにデザインをお願いしたものです。

花壇に堆肥をすき込んで

11月15日に遠野まごころネットの伊勢崎さん、野田坂さん、サポートメンバーの仙北造園さんが現地に赴き、花壇と池の作成、樹木の植栽、舗装、既存井戸の整備などの作業を行いました。


花苗も植えました
25日は、仮設にお住まいの方々と一緒に、準備の整った花壇とプランターに球根と花苗を植える活動です。
当日はこの冬一番の寒気が入り真冬のような冷え込みでしたが、日差しが指してきたのが救い。できるだけ着込んで、作業に勤しみました。

チューリップ、スイセン、ムスカリやイキシアといった球根の他、花壇にはパンジー、ビオラ、シロタエギクなども植栽。一気にあたりが華やかになりました。
最後に、皆で記念撮影を。
球根たちが芽を出し、開花する春が楽しみです。
球根をたくさん植えました
はい、チーズ!

この後、27日・28日に活動を予定している山田町の仮設住宅に伺って資材を降ろしたり打ち合わせを行い、45号線沿いの花壇の下見をして帰路につきました。

今回の活動にご支援いただきました皆様は…
・球根
・プランター 
・花苗
・培養土 
遠野まごころネット
藤村和子、小島ヨシ子ほか
by畠山

2011年11月23日水曜日

ご支援ありがとうございます!

財)助成財団様より、200,000円のお振込みをいただきました。

11/22現在の支援金合計額は、1,879,188円となりました。

2011年11月21日月曜日

11月9日 現地視察

11月5日に3日のフラワーロードの記事を見て、2つの支援要請が来ました。
ひとつは陸前高田市広田町ともう一つは山田町からです。
このため、11月9日に陸前高田広田町天王前コミュニティーグランドゴルフ場にて現地視察を行いましたので、ご報告します。
 山田町については後日、視察の報告としてアップいたします。

要請は陸前高田ボランティアセンターから、広田町の天王前地区に生協のボランティアバスでボランティアに行っているメンバーを中心にコミュニティー広場を整備していて、花壇に花を植えたいとのこと。

丁度、吉田正子さんのお庭の球根植えをしている日でしたので、見学をお勧めしまし
た。また、メンバーの吉池さんが現場に行っていたので、会っていただくようにお願いしました。
当日行き違いで吉池さんに会えなかったのですが、後日、現場を見て協力してほしいとの事で現地視察に行ってきました。

丁度、吉田正子さんのお庭の球根植えをしている日でしたので、見学をお勧めしました。また、メンバーの吉池さんが現場に行っていたので、会っていただくようにお願いしました。
当日行き違いで吉池さんに会えなかったのですが、後日、現場を見て協力してほしいとの事で現地視察に行ってきました。



最初は浸水した畑の瓦礫撤去に入ったそうですが、地主の佐藤さんの依頼を受けコミュニティー広場を整備することになったそうです。
バスが出る日以外にも毎日のように来て整備し、グランドゴルフ場、ゲートボール場、ベンチ、花壇などを手作りで整備していました。
花壇も膨大な面積が・・・。とりあえず、グランドゴルフの周りをという事にしました。
地主の佐藤さんは、すぐ近くでガソリンスタンドをやっていたそうですが津波で流されたそうです。地域の人達が集う場所にと、ご自身の土地を提供したそうです。

植え付けの日には吉田正子さんに手伝っていただくので、吉田正子さんに車に乗せていただき、佐藤種苗さんに土壌改良用の堆肥を頼みに行きました。 途中、吉田さんの仮設に寄りました。トマトプロジェクトさんからの支援でお届けした野菜のプランター、皆さん上手に育て、何度か収穫したそうです。
店の周りのトマトをいただき、フラワーロードと吉田さんの花壇を見に。



ビズのメドウ
お借りした堆肥も返却

ビズのメドウも順調です。フラワーロードのためにお借りした堆肥も、佐藤さんが届けて返してくれていました。
11月5日に花の力さんが作った花壇。1万球の球根が植えられ春が楽しみですね。

みんな元気に育っていました。あっという間に3時になり帰路につきました。

住民の皆さんと植え込みをしたいという事でしたのでなにか工夫した方がいいと思い、チラシを作ることにしました。
チラシは13日に岩手生協のボランティアバスの皆さんに近くの仮設住宅にポスティングしていただくことになりました。

2011年11月19日土曜日

陸前高田市及び大船渡市支援活動

11月の初めに花苗などを提供し、支援活動への協力をお願いした「陸前高田ドライビングスクール様」より支援活動結果の連絡がありました。


()高田自動車学校
今回、提供させて頂いた苗などは陸前高田市及び大船渡市の5カ所において、プランターや花壇にご利用を頂きました。このうち「大船渡駅裏仮設店舗」は12月1日オープンとのことです。「大船渡駅裏仮設店舗」ファイト!!

これから本格的な冬を迎えますが、皆様のお手元にお届けした「希望の花」が寒さに負けずに元気に咲き、一人でも多くの皆様の心の灯火となりますことをお祈り申し上げます。ご協力を頂きました皆様、大変ありがとうございました。


雇用促進住宅大船渡宿舎
大船渡駅裏仮設店舗


和野地区仮設住宅
竹駒小学校仮設住宅

※今回の支援活動は次の皆様のご協力により実施しました。
・パンジー、ビオラ苗 ガーデンプランツ工藤
 ()タキイ種苗、()M&Bフローラより種子を提供頂きガーデンプランツ工藤にて栽培
・その他苗(葉ボタン、シクラメンなど) ガーデンプランツ工藤
・プランター ガーデンプランツ工藤
・しゅうかく菜560型 ()大和プラスチック
・チューリップ球根 オランダ国際球根協会、()岐阜種苗
・培養土 ()三研ソイル、()シダラ
・苗などの運搬、配布 陸前高田ドライビングスクール
                            (一部敬称略)

(支援活動の担当者:ガーデンプランツ工藤) 

2011年11月14日月曜日

11月4日大船渡第一中学校支援活動

大槌の植え込みと並行して、フラワーロードの翌日大船渡での支援活動を行いました。
11月1日に岩手園芸さんに工藤さんからのプランターなどを届け鴻巣の皆様からいただいた苗の仕分けと土等の数量を決めに行きました。
大船渡では商店街、陸前高田には今泉地区等ど支援活動があるので今回、大きなトラックを岩手園芸さんに出していただき、11月3日に陸前高田への支援も手伝ってもらい、その帰りに荷物を降ろしていただく段取りです。

春にビオラの苗をお届けした大船渡一中さんから、校庭の仮設住宅の皆さんと一緒に花を植えたいとガーデンプランツ工藤さんに依頼があり、夏には準備不足のため中止になりましたが、今回実施することになりました。
11月4日は「ふれあい交流会」という形で、プランター60個を植え込み、全校で合唱を披露したりしたそうです。
住民20人と2年生131人が一緒にうえた様子は岩手日報さんでご紹介されました。
今回の支援には大船渡グリーンアドバイザー・ハンギングバスケットマスターの柴田満喜子さんが中心となり吉田敏枝さんも参加し、指導に行っていただきました。

今回のご支援いただきました皆様は
球根 岐阜種苗(オランダ国際球根協会さんのご紹介)
プランター 風と花の村to・ko・to・koプランター募金、ガーデンプランツ工藤
パンジー・ビオラ苗 鴻巣市場生産者有志(NPOフラワーピース)
※(株)タキイ種苗及び(株)M&Bフローラより種子を提供頂き、ガーデンプランツ工藤にて栽培
運搬 岩手園芸
培養土 (株)シダラ
柴田満喜子・吉田敏枝他
by吉川

ご支援ありがとうございます!

(社)日本花き生産協会球根・切花部会様から、チューリップ球根1万1千球のご支援をいただきました。
ご支援いただきました球根は、大槌阿部敬一様を通じて、45号線沿いの花壇、町内の仮設住宅等に配布させていただいています。



また10月30日には埼玉県鴻巣市のNPOフラワーピース代表の吉田誠様が、鴻巣市市場へ出荷している生産者有志の皆さんから、一番大きなトラックいっぱいの花苗をお届けいただきました。
 一部を岩手園芸さんにおろしていただき大船渡の支援等に、残りを大槌町阿部敬一様へお届けしました。
花苗は球根と一緒に植栽、および仮設住宅へ配布。復興食堂の装飾に使用させていただきました。
また、陸前高田ビズメドウへのワイルドフラワーの種、生産者の皆さんと蒔いて頂く
ご協力をいただきます。

阿部敬一さんは、一般社団法人おらが大槌夢広場代表理事として、奥様と一緒に大槌の復興に走り回っています。
11月11日に大槌の花壇のあるローソンのところに、「復興食堂」をオープンしました。

復興食堂

フラワールート45
開店を祝うように花壇が再生し、いただいた花で小島さん達がでプランターやハンギングバスケットを作ってくれ、多くの人達の目を楽しませてくれました。開店したお店にはなんと花壇の事も。
ひまわりの種とこれからの活動の募金箱も設置されていました。
陸前高田から春には花の道が。ぜひ皆さん見に来てください。
おいしい食べ物もあります!
by吉川

11月4日 滝沢村婦人部 大槌町45号線球根植栽

 11月3日のメモリアルロード植栽の翌日、大槌町の45号線ローソン前の花壇に球根を植えに行ってきました。
メンバーの遠野小島さんがまごころネットさんと一緒に整備してくれた花壇です。
ここも浸水しましたが、ローソンは外側が残ったので比較的早くに営業していました。
夏にはヒマワリやマリーゴールドなどが元気に育っていました。




滝沢村の婦人部の上野さんからガーデンプランツ工藤さんが相談を受け実現しました。
当日は30名を超える婦人部の皆さんが参加。朝7時半に滝沢村を出発。バスに同乗させていただきました。
同じ県とはいえ、初めて被災地に行かれる方もいました。



みんなで記念撮影
10時半ごろ到着。早速、現地のボランティアの方や住民の皆さんと一緒に植え込み作業を。
昨日のジャクリーン方式を実践。みんな楽しそうに球根をまいていました。
球根のみの場所、ビオラなどと一緒に植えた場所など。午前中にあっという間に3つの花壇を完成。

滝沢村の皆さんは根浜の蓬莱館さんへ。仮設住宅の店舗で営業を再開した、おかみさんと一緒に松林でご飯を食べ、お話をお聞きしたそうです。

私は午後も現地の植え込みをお手伝い。
大槌のおーちゃんの周りのお花を植えました。



またみんなで記念撮影
花壇の依頼者、阿部さんから夏に育ったヒマワリの種を預かり、遠野まごころネットの方に蓬莱館まで送ってもらいました。
まだまだ、おかみさんのお話は続いていて、震災当時話などを聞くことが出来ました。
印象に残ったのは、「当時は、何もなくて、役場にいっても鉛筆一本ほしいと言えなかった」とのこと。岩手県民らしいなあと思いました。私達も支援活動をしている中で感じることでした。
「今は復興の為にたくさんの人が来ていただいくことが助かる」とのこと。

今回参加したみなさんは「また何か手伝いたい」「春に見に来たい」と言って下さいました。少しでも皆さんの想いをつなぐことが出来てうれしく思います。

今回の支援には下記の皆様のご協力をいただきました。
社団法人日本花き生産協会球根・切花部会(チューリップ球根)
NPOフラワーピース代表 吉田誠
(花苗・鴻巣市の市場に出荷している生産者有志の皆様)
株式会社山喜農園(ユリ球根1000球)
ガーデンプランツ工藤(花苗)
スイセンプロジェクト(スイセン球根)

滝沢村婦人部連合会
遠野まごころネット
小島ヨシ子・吉川三枝子
by吉川

2011年11月8日火曜日

陸前高田メモリアルフラワーロード支援者 (11月3日現在)

今回のフラワーロードの支援には、全国からたくさんの支援が寄せられました。
ありがとうございました。

陸前高田フラワーロード支援者ご紹介(敬称略・順不同)
デザイン指導:ジャクリーン・ファン・デル・クルート
ビオラ種:タキイ種苗、エム・アンド・ビーフローラ
ビオラ苗:見元園芸、花の力プロジェクト、ガーデンプランツ工藤(苗育成)
土壌改良:花の力プロジェクト(土壌改良費)、造園建設業協会名古屋支部(土壌改良剤)、仙北造園、cahoots(土壌改良)
除草:陸前高田ボランティアセンター(除草他)
肥料:くみあい肥料
散水:国土交通省三陸国道事務所
運搬:三研ソイル、やまに農産、ガーデンプランツ工藤、岩手園芸、佐藤修司
チラシ挿絵:大野八生、戸田幸枝
球根:(社)日本種苗協会花き部会、花の大和、スイセンプロジェクト、日比谷花壇、(社)日本花き生産協会球根切花部門、オランダ国際球根協会
◯プロジェクトに球根支援いただいた全国の皆様
◯支援金をご寄付いただきました全国の皆様
協力:当日ご参加いただいた皆様、高田第一中学校、高田高校有志、陸前高田商工会女性部、復興陸前高田動く七夕祭り実行委員会、高田松原を守る会、フラワーロード陸前高田、桜野良充、オランダ国際球根協会、NHK出版、日本ハンギングバスケット協会岩手支部、オープンガーデンいわて、希望の花いわてサポートメンバー他
後援:陸前高田市・オランダ大使館

支援金・球根をいただいた個人・団体の詳細につきましては、後日報告させていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

by吉川

2011年11月6日日曜日

パンジー、ビオラ苗の栽培・配布終了!

サポートメンバーのガーデンプランツ工藤さんから、レポートが届きました!


この秋の支援活動に使用したパンジー、ビオラ苗約9000鉢は、種苗会社2社より種子の提供を頂き栽培しました。
高温期の播種、育苗となるため徒長しにくくコンパクトにまとまる品種を選択しました。
この夏は岩手県も猛暑となり、夜温が異常に高い日が続いたため生育が危ぶまれましたが、何とか無事に沿岸地域の皆様にお届けすることが出来ました。

◎  栽培品種、提供頂いた種苗会社
① パンジーナチュレオーシャン      (株)タキイ種苗   1000粒
② パンジーナチュレクリアレモン     (株)タキイ種苗   1000粒
③ ビオラビビクリアライトブルー            (株)タキイ種苗   1000粒
④ ビオラビビブルーフェイス         (株)タキイ種苗   1000粒
⑤ ビオラソルベXPイエロー         (株)M&Bフローラ 1000粒
⑥ ビオラソルベXPオレンジ         (株)M&Bフローラ 1000粒
⑦ ビオラソルベXPココナッツデュエット (株)M&Bフローラ 1000粒
⑧ ビオラソルベXPホワイト          (株)M&Bフローラ 1000粒
⑨ ビオラソルベオレンジデュエット    (株)M&Bフローラ 1000粒
⑩ ビオラペニーパープルピコティー    (株)M&Bフローラ 1000粒
⑪ ビオラペニーレッドウイング       (株)M&Bフローラ 1000粒
⑫ ビオラペニーレッドブロッチ       (株)M&Bフローラ 1000粒
⑬ ビオラソルベレモンシフォン         工藤在庫       500粒 

◎  栽培経過、配布内訳
①    播種:8月5~7日      12500粒
②    鉢上:8月31日~9月1日   9184鉢
③    配布内訳(鉢上との差200鉢は栽培ロス数量)
10月13日      1000鉢 野田村(商店街、小中学校、高校など配布)
10月16~17日  2120鉢 山田町(保育園、小中学校、障害者施設)
10月20日      1000鉢 NPO法人遠野まごごろネット(大槌町植栽)
10月23日       400鉢 大船渡市(商店街植栽)
10月24~25日  2000鉢 宮古市(仮設住宅植栽)
11月1日        232鉢 陸前高田市(仮設住宅植栽)
11月3日       1968鉢 陸前高田市(メモリアルフラワーロード植栽)
11月3日        264鉢 大槌町(仮設住宅寄贈)
計                8984鉢
岩手県の沿岸地域は比較的温暖で降雪量も少ないため、来春6月頃までは冬を通して花を咲かせお届け先の皆様の目を楽しませてくれるものと思います。
種子を提供頂きました種苗会社の皆様、植栽に協力頂きました皆様に心より感謝申し上げます。
(活動の担当:ガーデンプランツ工藤)

2011年11月5日土曜日

ご支援ありがとうございます!

杜陵くらぶ様より30,000円、M.M様より3,000円のご支援をいただきました!
11月4日現在の 支援金合計額は、1,679,188円となりました。

2011年11月4日金曜日

高田松原メモリアルロードプロジェクト

11月3日、かねてよりご案内しておりました一大イベント、「高田松原メモリアルロードプロジェクト」を開催しました。

当日は、朝8時半にスタッフが集合。球根・花苗のセッティング、受付会場設営など準備を始めました。
会場脇の駐車場前には、目印になるよう大船渡のハンギングバスケットマスターから届けていただいたハンギングと花苗をディスプレイ。
受付開始は9時半だったのですが、9時前から続々と参加者が集まり始めました。


花壇脇では、ジャクリーンさんの指導のもと、球根をミックスする作業も進行中。

ミックスした球根を一輪車に
スタッフ打ち合わせ

午前10時から開会式が始まりました。
代表挨拶の後、東日本大震災により亡くなった方々を悼み、一分間の黙祷を捧げました。そして、長い間「陸前高田フラワーロード」を作ってきた、代表の鈴木 勝井さんからご挨拶をいただきました。

鈴木さんご自身も、津波により奥様を亡くされた被災者の一人です。でも、御年79歳とは思えないハリのあるお声で、 今日のこの日にたくさんの方の参加をいただいた喜びと感謝を述べられました。

次に、本日の講師ジャクリーンさんと通訳の桜野良充さんのご紹介。そして「希望の花いわて3.11」サポートメンバーで今回のイベントの発起人、吉池泉さんから挨拶です。彼女は、学生時代をこの陸前高田で過ごしたこともあり、復興への熱い想いを胸に今回のイベントに臨んだのです。
最後に、作業における注意点などが伝えられ、開会式は終了しました。



いよいよ植え込み!と張り切る皆さんにはもうちょっとご辛抱いただいて、まずはジャクリーンさんから今日の植え込みのデモンストレーションです。
事前にミックスしておいた球根を、次々と花壇に放り投げるジャクリーンさん。

周りに集まった方々からは、「えっ?!投げていいの?」という声が出たり、自分の前に転がってきた球根を、慌てて並べだす人も。

そこに、「NO!NO!」とジャクリーンさんの声。ここで通訳を介して、球根を放り投げるのは、自然に生えてきたように見せるための手法なので、まっすぐ並べないこと、落ちた場所から動かさないで植えることが伝えられました。

これには、参加者一同ビックリ!の様子。



この後、ジャクリーンさんの指導を受けて、球根の尖った方を上にして、頭がちょっと出るくらいまでに植え込み、その上に培養土をかぶせました。


次は、ビオラの植え込みです。品種やカラーは、球根と共に咲いたときの様子を計算して組み合わされたものです。こちらも一直線に並べるのではなく、カラーはランダムに、三角を意識して配置します。ジャクリーンさんの例に倣って、次々と苗を配置して、皆で植え込み開始です。


老若男女で一斉に植え込み
今回、キャピタルホテル前には6つの花壇植え込みを、そして600メートルほど離れた気仙大橋近くの交差点脇にも4つの花壇を植え込むことにしていました。スタッフ以外の参加者がどれだけ集まってくれるのか、蓋を開けてみるまでわからず、不安もありました。





しかし、スケジュール通りに終われるのか?とい う不安を吹き飛ばす、その総勢は150名!圧倒的なマンパワーで、あっという間に花壇がビオラで埋め尽くさていきます。

コーヒー豆の形をしたお菓子
作業が一段落したところで、昼食タイムです。一般参加者はお弁当持参でしたが、鈴木さんの手配で温かい「さんまのつみれ汁」が振舞われました。
また、大船渡星雲工房さんにお願いして、コーヒー・紅茶&お菓子の出張販売に出ていただきました。こちらは、受付時に配られたお茶券と交換です。

 
お腹がいっぱいになったところで、午後の作業です。といっても、残っていたのは気仙大橋付近の花壇作業が少しと…。
なんと、 地元の方々が瓦礫の中から敷石を集めてきて、急遽二つの花壇が造設(!)されたので、その花壇への植え込みです。

花壇のエッジは敷石だったもの
中学生も土運びを

楽しそうに最後の球根まき

壮観!

下は、気仙大橋付近に作った花壇。
一つは、スイセンプロジェクトから送られた球根を使ったスイセン花壇にしました。
他の3つは、「絆花壇」と名付けて、ビオラと球根のミックスです。



記念撮影も全員がフレームに収まりきれず、こちらは2回目の撮影の様子です。

皆さんのお陰で、予定より30分も早く、閉会式の運びとなりました。
残ったハナニラの球根をかけて、ジャクリーンさんとのじゃんけん大会も。




今回は、このイベントに参加したことで震災以来会うことができなかった友人と再会できたという方も多くいらっしゃって、そういう意味でも「絆の花壇」の役割を果たせたのでは…と思っております。

また、今回使用した土にしろ花苗を育てる種にしろ資材諸々が、そして全国から寄せられた球根支援も然り、多くの方々の協力無くしては成し得なかったものです。

ご支援、ご協力いただきました皆さまには、あらためて御礼申し上げますが、ひとまずはこの場を借りまして…
皆さん、本当にありがとうございました!

そしてこのブログを御覧の皆様へ、お近くを通られる際は、ぜひ足を止めて、多くの方の「希望」と「絆」がこの花壇にこもっていることに思いを馳せていただければ…と願っています。
by畠山