2014年7月12日土曜日

北海道ガーデン視察・1

希望の花いわて3.11プロジェクトの活動でいつもお世話になっている東京のNPO法人Green Worksさんと、かねてより計画していた北海道ガーデン視察に行ってきました。
今回の視察はオープンガーデン、ハンギングバスケット事業、そして花と緑の復興支援というGreen Fieldsの柱を成す活動について、日本を代表するガーデン都市と言える北海道で見聞を広めるとともに、新たな知識や繋がりを得て今後に活かしていくことを目的に参加しました。

6月8日(火)第一日目
1.ノーザンホースパーク K's Garden 広さ:ガーデンのみ約3.3ヘクタール(1万坪)

一番目に訪れたのは、北海道苫小牧市にある「ノーザンホースパーク K's Garden」です。
しょっぱなから贅沢なことに、 ガイドはこの庭のデザインを手がけたコテージガーデンの社長・梅木あゆみさんです!
梅木さんにはJHBS岩手支部の講習会講師をお願いしたり、復興支援ではトマトプロジェクトでもお世話になりました。
この日は朝から快晴で、広い敷地内を歩いていると汗ばんでくる陽気、写真の方もコントラストが強くなってしまいましたね。
道々、土地柄に合わせたガーデンの植栽について解説していただきながら、一時間半ほど案内をしていただきました。
右は、名馬「オルフェーヴル」をイメージしたアニバーサリーガーデン「フラワーホーストピアリー」です。


下は「馬見の丘」から見た放牧場。放牧には、馬一頭につき1ヘクタールほど必要なのだとか…。広大な敷地が必要なわけですね。

2.苫小牧・個人邸&さんぽみちキュート会

次に訪れたのは丸谷邸のお庭と、近隣のガーデニング愛好家で結成された「キュート会」が作成した花の遊歩道「さんぽみち」。
家をぐるりと回ることができる丸谷邸のお庭は、いたるところに細やかな気配りがされていてセンスの光るビューポイントがたくさんある庭でした。

また、皆の持ち寄った植物で「0円でできた」という「さんぽみち」は、もとは雑草だらけの市有地だったとか。
キュート会では週に一度メンバーが集ってメンテ ナンスをしているそうで、いまではすっかり住宅街の中の癒しのスポットになっているようです。
遊んでいる土地の利用法として、とても興味深いものがありました。

3.えこりん村 銀河庭園 広さ:10ヘクタール(約3万坪)

苫小牧から恵庭市に移動し、えこりん村へ。ここはもともとファミリーで楽しめるテーマパークとして作られたようですが、銀河庭園には英国人バニー・ギネス氏のデザイン・監修による30の庭があります。
入り口では、斬新な「スネークガーデン」が迎えてくれました。

時間も限られているので、ルート確認をしてから一巡することに。
右下は、ツゲの刈り込みで作られた庭「パルテール」です。


ちょうどバラまつりの期間中だった「ローズガーデン」。
左下は札幌軟石で作られたという彫刻が印象的な、「ドラゴンガーデン」。銀河庭園には、変わったオブジェなどもたくさんありました。
「ハーブガーデン」には、柳の木を編んで作られたレイズドベッドが…。壁面のエスパリエ仕立ても目を引きます。


左下、ライオンを模したハウスかと思ったら…「タイガーガーデン」だそうです。
右下は、ギネスにも登録されたという巨大なトマトの木。今年もたくさんの実をつけていました。

以前訪れたことのある方の話では、若干パワーダウン?という声も。このところ晴れの日が続いているという北海道、植物たちも水を欲しているようだったので天候のせいもあるかもしれません。

4.サンガーデン

えこりん村の次は、恵庭市のナーセリー・サンガーデンへ。併設のカフェ「Tea's Garden」のお庭を見学しました。
あまり手をかけていないと仰っていましたが、木々と宿根草が絶妙に組み合わされたお庭でした。



5.押谷農園
この日最後に訪れたのは、アスパラ農家の押谷農園さんです。
庭のレイアウト図の脇には、素敵な手作りのプランツマーカーがたくさんありました。

一日目からギュギュッと濃縮されたガーデン三昧、この日の宿泊施設に辿り着いたのは午後7時過ぎでした。

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