2014年8月31日日曜日

ガーデン視察研修会を開催しました!

8月30日(土)、陸前高田市・大船渡市の方々をお招きして、ガーデン視察研修会を開催しました。
今回は、「復興支援の担い手の運営力強化実践事業」という県の助成を受けることができましたので、いつも沿岸被災地で花壇作りなどに積極的に参加くださっている方々を貸切バスでお招きすることが可能となりました。
当日は朝7時半に盛駅出発、陸前高田、花巻などを経由して、雫石町までお越しいただきました。

まずは雫石町にある、個人邸のシークレットガーデンへご案内。
時期的には花のピークを過ぎていて、しかも連日雨続きだったという、「よりによって最悪の時に…」とは庭主様の弁でしたが、手入れの行き届いている庭に参加者一同感嘆のため息でした。

個人邸に観光バス一台の大人数で押しかけてしまいましたので、滞在時間はわずかでしたが、こちらでは花壇での植物の組み合わせ方や配置の仕方など、「見せ方」を学ぶことができました。


次に訪れたのは、7月にオープンした「フラワー&ガーデン森の風」です。
こちらでは担当の方にひと通りガーデンの説明とご案内をしていただき、その後で自由時間を取って思い思いにガーデン内を見学していただきました。


オープン時に開催された「全日本フラワー&ガーデン選手権」は8月10日で終了していましたが、展示された庭の撤去は各団体に任されているということで、まだほとんどのお庭が残されていました。雨で傷んでいる部分もありましたが、受賞作品からプロの技や新しいガーデニング手法なども見ることができました。

この後、ホテル森の風にて昼食を取り、しばし休憩。皆さん、見学したお庭の話や、これからの花壇の予定などを歓談されていました。
NPOからは、秋の陸前高田フラワーロードの予定などをお話しいたしました。

しっかり腹ごしらえを済ませ、次に伺ったのは滝沢市にある「ガーデンプランツ工藤」です。こちらは、沿岸被災地に植える花苗育苗などでいつもご協力いただいているナーセリーです。

オーナーの工藤さんから宿根草をメインに取り扱っていること、モデルガーデンで実際に植栽されている様子を見て買えることなどご説明いただき、実際にモデルガーデンを見て歩きながら植物についてや管理の仕方などお話いただきました。

ここで越冬できる宿根草であれば、沿岸でも大丈夫!のお墨付きで、この後さっそくモデルガーデンで興味を惹きつけられた植物のお買い上げに、長蛇の列ができました。

この日は「午後から雨」との天気予報に不安だった空模様も、皆さんの普段の行いの良さか奥州交通の晴れ男運転手さんのお陰か、最後の行程を終えてバスに乗り込んだところで雨!というすばらしさでこのイベントを終了することができました。

朝早く沿岸を出発してバス乗車時間が長い行程となってしまいましたが、普段なかなか訪れることのできないガーデンを見学したり、いままで知らなかった植物と出会う機会が得られたことで今後の活動に励みが出た、との声にスタッフも一安心。 また皆さんと一緒に花壇作りなど頑張りたいと思います。参加された皆様、お疲れ様でした!
(by畠山)

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