2016年10月28日金曜日

陸前高田フラワーロード作業&感謝祭


10月22日(土)、東日本大震災が発生した2013年から5年に渡り関わってきた陸残高田フラワーロードは嵩上げに伴い、この日が最後の花壇作業となりました。

秋晴れの中、地元の方々に東京からのグリーンアドバイザーのグループや県内外の方々をあわせ70名ほどが集まり、一斉に花壇の片付け作業に入りました。




花壇ではまだサルビアなどがキレイに咲いていましたが、未練を断ち切るように、バッサバッサとあっという間に片付けられ、花壇には抜き取った花の山が残るのみとなりました。


30分も経たないうちに、一行は絆花壇に。
こちらでも容赦なく、片付けが進みます。


予定より早いペースで作業が進み、ジャクリーン花壇の片付けも皆で行うことになりました。
最後はエノコログサの天国になっていましたが、こちらではラベンダーやスティッパ、クロコスミアなど移植可能なものは残し、一部は吉田正子さんの花壇に、また一部は今回スケジュールの都合で来られなかった東京組の方々へのお土産にもなりました。


ほぼ更地になった花壇には、まだチューリップや花ニラの球根が埋まっていて、お終いの方は皆で「宝探し」の状態に。
全部は掘り上げられないので、名残を惜しみつつ花壇を後にしました。

作業の締めに、記念の手ぬぐいを持って集合写真を…。



花壇作業終了後は、鳴石ヶ丘公民館に移動しての「感謝祭」です。
会場では装飾の花づくりをする人がいたり、台所では花壇作業ではなく賄いを努めてくださった方々が豚汁を作っていました。



「トマトプロジェクト」でお世話になった北海道の梅木社長直伝レシピで作ったという、東京のGA牧野さん特製のトマトカレーも大鍋で温められています。
リンゴや梨に手作りクッキー、地元のおやつ「鍋焼き」、雁月、いちじくのコンポートなども添えられ、豪華な昼食になりました。


芸達者な地元の方々、カラオケありダンスありで、最後は参加者一同で盆踊り状態に!
楽しい時間はあっという間に過ぎ、最後にGreen Fieldsから地元の皆さんに吉池さんに摘んでいただいたバラのブーケをプレゼントしました。



感謝祭終了後、東京組もまた陸前高田に咲く花たちに会いに来れるように…と、吉田正子さんの花っ子畑に球根を植えさせていただきました。


来年の春、また皆さんの笑顔とかわいい花たちに会えるのを楽しみに…この日の行程を終了しました。






2016年10月27日木曜日

大槌町事業

平成28年度心の復興事業による「大槌町花と緑のまちづくり」では、10月20日(木)に、屋敷前災害公営住宅の花壇に「たねダンゴ」をまきました。

あらかじめ住民の方々で草取りをしていただいた花壇に堆肥30袋と肥料をまいて、山田町から応援に来てくださった「グリーンハート山田」の藤原さんに機械で撹拌していただきました。

当日は強風が吹き付ける天候でしたが、さすが「ダンゴ作り」になれた皆さん!口も動かしながら手も動かす凄技で、あっという間に500個を超える「たねダンゴ」ができました。


できあがった「たねダンゴ」は花壇の後方に30センチ間隔で植え、水やりをして花壇の作業を終了。

その後、集会所に移動してお茶っこをしながら、次回の予定などを話し合いました。




翌21日は、昨年度岩手県復興の担い手事業で発足した「おおちゃん花くらぶ」のワークショップに参加しました。
これまでの振り返りを行い今後の方針を話し合う中、メンバーの皆さんから活発な意見が交わされ、時間が足りなくなるほどでした。

ランチを挟んで話し合いは続き、11月、12月の予定が見えてきたところで、この日の話し合いは終了。皆さん、お疲れ様でした!

明日の陸前高田に備え宿泊場所の一ノ関に移動する前に、箱崎の仮設に球根をお届けに伺いました。

周りの景色が随分と変わり、平屋の公営住宅も建ち始めていました。仮設にも「空き室」の表示が目につきましたが、元気な様子のウメさんにお会いできて、ホッとしました。

2016年10月11日火曜日

大槌事業とフラワーロード

今年は7月より大槌町「心の復興事業」に基づき、災害公営住宅にお住まいの方々を対象にしたガーデニング講座を行っています。

第3回目となる10月7日は、敷地内の花壇に住民の方が種まきした赤シソを収穫して、ジュースと漬物に使えるシソの塩もみを作りました。


今回、平日開催のためか参加は少人数でしたが、予想以上に簡単に作れるシソジュースと塩もみ、たくさんできたのでお土産にお持ち帰りいただきました。
今後もこのような活動を行いながら、少しずつ花壇を整備していきます。


午後は、いわて国体で来県される天皇皇后両陛下をお迎えするために制作したハンギングバスケットのその後を見に、花ホテルに伺いました。
さすがにリンドウは力尽きたようでしたが、他の花たちは元気でした。


一夜明けて8日、午前はボランティアで社会福祉協議会による寄せ植え教室のため柾内第2町営住宅へ。
生憎の雨にも関わらずお集まりいただいた住民の方々と一緒に、チューリップとクロッカスの球根を仕込んだダブルデッカーの寄植えを作りました。



午後は再び屋敷前公営住宅に向かい、次回の「たねダンゴ」など、これから植物を植える場所について、住民の方々と話し合いをしました。

ローソン前の花壇の様子を見てから、陸前高田に移動です。







ジャクリーン花壇は一区画だけは除草されていたようでしたが、他の区画はエノコログサの天下に…。


追悼施設前~絆花壇は、赤いサルビアが印象的なフラワーロードになっていました。

このあと、鈴木先生と22日の花壇の片付けについての打合せと、その後の「感謝祭」の場所確認などをして、帰路につきました。
(by畠山)